ホイールナットの種類とサイズ【材質による違いとは】

ホイールナットの種類とサイズ【材質による違いとは】

タイヤ(ホイール)を車体に繋ぐ重要な部品の一つで、社外品で足元をドレスアップさせることもできます。

選び方を知らずに適当なものを買ってしまうと、サイズが合わなくて使えないという事態にもなりかねません。

そうならないためにも、自分の車のホイールに適合したサイズを把握しておきましょう。

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イールナットとは

3本の袋型ホイールナット

ホイールナットとはその名の通りホイールを車体に固定するためのナットです。

車体側からハブボルトというボルトが数本出ており、そこにホイールを付けてナットで締め付けて固定します。

ですが全てが同じナットではなく、車種により形状・サイズ・必要な個数が違います。

また輸入車の一部ではナットでなくホイールボルトを使用する車種もあります。

消耗品なので長く使用していたり、錆が発生していたら新品交換するようにしましょう。

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イールナットの種類と選び方

ナット形状

大きく分けて袋型の袋ナットと貫通型と貫通ナットがあります。

長さもショートからロングがありますが、ホイール形状に合わせて突起物とならないように決めるのがいいでしょう。

またホイールとナットの接点部分を取付座面といい、その形状により使用できるナットも決まってきます。

ナットのテーパー座・球面座・平面座の比較

テーパー座ナット

取付座面が60°のテーパー状になっているナットです。(まれに角度が違う場合もあり)

社外ホイールはほとんどがこのテーパー座形状で、純正でも広く使用されています。

球面座ナット

取付座面が球面状になっているナットです。

主にホンダ系の純正ホイールに使用されています。

平面座ナット

取付座面が平面状になっているナットです。

主にトヨタ系や三菱の純正ホイールに使用されています。

ネジサイズに合ったナット

ブレーキローターとハブボルト

ボルトの太さ

乗用車のハブボルトの太さは12mmと14mmがあり、M12M14と表記されます。

ほとんどがM12ですが、車重のある大きい車は強度が必要なため、より太いM14のハブボルトが使用されています。

古い軽自動車ではM10というハブボルトもあります。

ネジピッチ

ネジ山同士の幅をミリ単位で表していて、それにあったピッチのナットでないと噛みあわないので使用できません。

乗用車のハブボルトのネジピッチは1.25mmか1.5mmで、P1.25P1.5と表記されます。

六角サイズと必要な個数

六角対辺

向かい合ってる平行な面と面との幅を指し二面幅ともいい、通常17mm・19mm・21mmがあります。

ネジサイズに合えばどれを選んでもいいと言いたいところですが、ホイールのナット穴径が小さいものもあり、その場合は17mmや19mmでないと入らないことがあります。

必要な個数

通常の車のホイールは、4穴・5穴・6穴が一般的です。

穴の分だけハブボルトがありナットも必要なため、四輪分だと4穴は16個、5穴は20個、6穴は24個のナットを使用します。

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国産メーカー別ナットサイズ(純正ホイール用)

メーカー 形状 ハブボルトのサイズ 六角対辺
トヨタ 平面座 M12×P1.5 21mm
レクサス 平面座 M12×P1.5 21mm
ダイハツ テーパー座 M12×P1.25 21mm
ホンダ 球面座 M12×P1.5 19mm
日産 テーパー座 M12×P1.25 21mm
スズキ テーパー座 M12×P1.25 19mm
スバル テーパー座 M12×P1.25 19mm
三菱 平面座
(軽)テーパー座
M12×P1.5 21mm
マツダ テーパー座 M12×P1.5 21mm

※(軽)…軽自動車・コンパクトカー
※車種や年式によっては形状・サイズ・六角対辺が違う場合もあります

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ット材質による違いと特徴

4本のアルミホイールナット

スポーツ走行では足回りに高負荷・高熱が発生するため、ナットにも強度や耐熱性が要求されます。

材質によってメリット・デメリットがあるので自分にあったものを選ぶといいでしょう。

スチールナット

純正でも使われており安価で強度があるため、最も普及しているナットです。

その反面、重量が重く錆びやすいのがデメリットだ。

ジュラルミンナット

アルミニウム合金のなかでは最も強度の高いジュラルミン材を使用したナットです。

デザイン性が豊富で軽量・耐食性に優れているが、他の素材に比べて極端に強度が低いので変形しやすく、インパクトレンチの使用は厳禁なのだ。

また同じジュラルミンでも、配合される素材の割合などによって硬度も変わってくるので、信頼できるメーカー以外のジュラルミン(アルミ)ナットは使用しない方がいいだろう。

クロモリナット

スチールとジュラルミンのいいとこ取りをしたスポーツ走行に適したナットです。

クロム銅にモリブデンを配合させているためクロモリと呼ばれています。

高強度・軽量・耐熱性に優れているというメリットがあるが、値段が高いというデメリットがある。

チタンナット

高強度・軽量に加え耐熱性・耐食性に優れているのが特徴で、スポーツ走行に適しています。

チタン合金は高強度で加工がしにくいため、大変高価なナットです

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とめ

☑ホイールに適合したナット形状でなければならない
☑ハブボルトに合ったナットサイズでなければならない
☑純正ホイールはメーカーごとにナット形状とサイズが決まっていることが多い
☑目的にあったナットの材質を選ぶとよい

純正ホイールと社外ホイールではナット形状が違うことも多々あるので、選ぶときは十分に調べてから購入するようにしよう。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。この後も引き続き当ブログ『またたびCarfe』でゆっくりとお過ごしください。

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