車のメンテナンスはオイル交換や消耗品の交換だけではありません。
年々と劣化するボディのメンテナンスもやると、見た目もキレイに保つことができ洗車の手間も少なくなります。
また売却時の価格も高くなるので、ぜひやっていただきたいメンテナンス項目です。
この記事では自分にあっているのは、ワックスとコーティングどっちがいいのかをご紹介していきます。
目次
ボディ塗装をきれいに保つには
ボディ塗装を守るためには
車のボディ塗装は、太陽の紫外線や酸性雨、時間の経過で徐々に劣化していきます。
また屋外保管だと雨により水垢がついて、洗車では落とすことができなくなることもあります。
それらによる劣化や水垢の沈着を防ぐには、コーティングやワックスで塗装を守ってあげる必要があります。
メリットはそれだけでなく、汚れが落ちやすくなるため洗車時間の短縮や小傷を目立たなくさせることもできるのです。
なによりも艶(ツヤ)がでて気持ち良く車に乗ることができます。
まずは下地処理が大事
ワックスやコーティングをする前の下準備として、キレイに洗車することが大前提です。
また水垢落としや鉄粉取り、イオンデポジットやウォータースポットの処理も必要となるときがあります。
保護膜をしっかり定着させるために、コーティングをする前は必ずやっておきたい作業です。
大気中の埃などが原因の水性の水垢と、ワックスやグリスなどが原因の油性の水垢があり、雨などが原因でスジ状の跡がつきます。
放っておくと、洗車で容易に落とせなくなるなります。
洗車後にもかかわらず、ボディを触るとザラザラとしているのが鉄粉でです
車のブレーキダストや線路の付近に駐車していたりすると塗装表面に刺さって、そのまま放っておくとサビの原因になってしまいます。
塗装表面で水滴が乾いてシミになったのがイオンデポジットで、そのシミを放っておくと塗装内部に侵食してウォータースポットとなります。
イオンデポジットは溶剤で落とすことができ、ウォータースポットは研磨作業をしなければ取ることができません。
あまりのも深く侵食したウォータースポットは研磨でも取り除くことができないので早めの対策が重要となります
スポンサーリンクワックスとコーティングの違い
ワックスとは
固形、半練り、液体状のワックスがあり、固形になるほどツヤと耐久性があり施工にコツと手間とがかかります。
ほとんどの半練りワックスには研磨剤が含まれており、水垢や小傷を消す効果があります。
強く塗りすぎると塗装にダメージをあたえてしまいますので注意が必要です。
コーティングとは
ボディ塗装面に化学的に定着させることにより、薄く、硬い被膜を形成します。
ワックスに比べ光沢や耐久性にすぐれています。
拭き上げながらできる簡単に施工できるコーティング剤から、技術の必要なコーティング剤も存在します。
スポンサーリンクワックスとコーティングどっちがいいのか?
屋外での保管だったりボディメンテナンスをする時間がない人には、ワックスはおすすめできません。
そんな人にはコーティングがおすすめです。
耐久性が高く、メンテナンスにかかる時間が格段に短いからです。
ワックスのメリット・デメリット
ワックスを扱って洗車作業をするお店が非常に少ないため、実質は自分で作業をせざるえません。
手間もかかり耐久性が低く落ちやすいため、小まめ施工しないとガラスに油膜がつく原因にもなります。
しかし、ワックス特有の深みのあるツヤ感はたまりませんし、苦労して施工すると車への愛着もよりわいてきますね。
屋内ガレージがあり、こまめにボディメンテナンスできる時間があればワックスを選ぶかもしれません。
コーティングのメリット・デメリット
一方でコーティングは数か月から数年と耐久性があり、作業してくれるお店もたくさんあります。
化学的に塗装面に密着するため、耐久性が高く透明感のあるツヤが特徴です。
待ち時間で施工できる安価なものから、10万円以上の高額なものもあり一回の施工に丸1日~3日ほど時間がかかることもあります。
また被膜自体は長期間もつとしてもコーティングメンテナンスも必要になるものもあります。
排気ガスなどの汚れが付着して水弾きが悪くなってきますので、多くは半年に一回はメンテナンス作業をするのです。
スポンサーリンクコーティング剤の種類と特徴
ガラスコーティング
最もポピュラーなコーティングで、安く手軽に施工できるガラス系コーティングと高額で技術の必要なガラスコーティンングの2種類があり、豊富な種類から選ぶことができます。
透明感があり、被膜の耐久年数が長いのが特徴です。
一般的に、ガラスコーティングの被膜の耐久年数は3~5年ほどだが、ガラス系コーティングでは1年ほどです。
ポリマーコーティング
フッ素やシリコン成分により安価で短時間の施工が可能で、ガラスコーティングとは違う潤い感のあるツヤが特徴です。
一般的に、被膜の耐久年数は3~6ヶ月ほどです。
繰り返し施工することで、ツヤ感が増していくものもあります。
セラミックコーティング
被膜の硬度が最も高く傷がつきにくく、耐熱性が高いのが特徴で、ボディだけでなく高熱になるエンジンやマフラーにも施工することができます。
硬いのに割れない理由は伸縮性があるからなのです。
車のサイズと被膜の暑さにもよりますが15~50万円と高額なコーティングなので、施工できるお店が少なく普及率は低めです。
スポンサーリンクまとめ
☑ワックス、コーティングで塗装を守れば劣化を防ぎボディをきれいに維持することができる
☑屋内保管、小まめなメンテナンスができる人はワックスもあり
☑屋外保管、メンテナンスをする時間を短縮したい人はコーティングがおすすめ
☑予算や好みツヤ感によりコーティングの種類を選ぶとよい
昔ながらのワックスの独特なツヤ感も捨てがたいですが、今の時代はやはり手間暇がかからないコーティングの手軽さを取る人のが多いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。この後も引き続き当ブログ『またたびCarfe』でゆっくりとお過ごしください。