この記事ではクルーズコントロールの使い勝手について書いていきます。
日本では1995年に三菱ディアマンテが初のクルーズコントロールを搭載し、走行を自動アシストしてくれるため、オートクルーズともいわれています。
自分の車にも装着されているが使ったことないし、いまいち使い方も分からないという人は多いのではないでしょうか。
この記事ではクルーズコントロールの機能と使い勝手についてご紹介していきます。
目次
クルーズコントロールとは
アクセルペダルを踏み続けないでも、自動で一定の車速を保ってくれる機能です。
主に高速道路での巡航走行のときに使います。
一定速度を保って走行ができるため、アクセルペダルを微調整しながら踏み続ける運転の疲労を軽減してくれるのだ。
基本的な使い方は、まずクルーズコントロールをONにしたのち、希望の速度になったらSETをすることでオートクルーズが始まります。
アクセルペダルを踏んで加速することはできますが、ペダルを離せば設定したときの速度まで減速して自動巡航が再開する。
レバー等でクルーズコントロールを手動解除することもできますし、通常はブレーキペダルを踏むことで自動解除もされます。
スポンサーリンククルーズコントロールの種類と仕組み
技術に進化によりクルーズコントロールの性能もあがり、現在ではアダプティブクルーズコントロールという機能が装着されるようになってきました。
いままでのクルーズコントロールとアダプティブクルーズコントロールとの仕組みと違いはなんでしょうか?
通常のクルーズコントロール
通常のクルーズコントロールはスロットルとインジェクター(ガソリン噴射)の制御をすることで一定の車速で走行が可能となっています。
つまりアクセル制御のみで、減速するためのブレーキ制御はすることができません。
アダプティブ・クルーズコントロール
少し噛んでしまいそうな名前なので、略称でACC(Adaptive Cruise Control)と呼ばれることもあります。
アダプティブ・クルーズコントロールではレーダーや前方監視カメラを利用します。
これにより設定した速度で巡航しているとき、前との車間が近づいても自動で減速してくれるのでブレーキペダルを踏む必要がなくなります。
また設定速度内で、自動で適切な車間距離を保って前方車両を追従してくれます。
アクセル制御のみでなく、ブレーキ制御も可能なのだ。
自動解除されず、再設定の手間もはぶけますね!
日本での利便性
オートクルーズコントロールが活躍できる場所は、日本ではほとんど高速道路くらいでしょう。
直線が長かったり渋滞がすくない高速道路の区間では、大変便利な機能であるのは間違いないはずです。
しかし渋滞やカーブが多い道路が多々あり、ブレーキを使用することが多いときもあります。
渋滞になったら低速まで減速したり停止したり、カーブではオーバースピードになり危険なので、ブレーキを使ってしまい自動解除。
便利な一方で、オートクルーズコントロールを設定する手間がかかるので面倒くさいと思ってる人が多いのが現実だと思われます。
一部の車では停止から発進までできる機能や、地図データをもとにカーブで自動減速する機能を備えたものもありますが、まだまだ普及率は低いのだ。
スポンサーリンク後付けは可能なのか?
機械でアクセル制御するため、電子制御スロットル車であればスロットルコントローラーを応用した通常のクルーズコントロールは後付けが可能です。
コントローラーと車種ごとに対応したハーネスが必要になります。
また車種別で販売されているレバー型コントローラーもあります。
純正のように付けられるのが特徴です。
一部ではメーカーオプションでクルーズコントロールがない車種にも取付けができます。
スポンサーリンクまとめ
☑ドライバーの運転疲労を軽減してくれるための機能
☑クルーズコントロールはアクセル制御により、自動で一定速度を保つことができる
☑アダプティブ・クルーズコントロールではブレーキ制御もでき、自動で車間距離も保てる
☑日本では不便な一面もある
☑車種により後付けも可能
使う状況が多い人には便利な機能ですので、説明書を読んでぜひクルーズコントロールを使ってみるといいと思います。
トラクションコントロールとは【なぜOFFスイッチがあるの?】最後まで読んでいただきありがとうございます。この後も引き続き当ブログ『またたびCarfe』でゆっくりとお過ごしください。