線状降水帯や台風による大雨では、普段利用している道路でも短時間で冠水することがあります。
冠水路は外から水深を判断しにくく、進入後に車が停止したり、水圧でドアが開かなくなったりする危険があります。
このページでは、車で大雨に遭遇する前の備えから、冠水路で車が動かなくなった場合の避難、水没した車内からの脱出、被害後の修理・保険まで、状況別に案内します。
目次
今まさに大雨・冠水に遭遇している方へ
※運転中にスマートフォンを操作せず、まず安全な場所へ停車してください。
- 前方の道路が冠水している場合は進入せず、引き返すか迂回する
- 車が冠水して停止したら、再始動を繰り返さない
- ドアや窓が使えるうちに、同乗者とともに早めに車外へ出る
- ドアが開かない場合は窓を開け、窓が動かなければ破砕可能なガラスから脱出する
- 人命の危険がある場合は119番へ通報する
- 水が引いたあとも自分でエンジンをかけない
自動車は深い水の中を走るようには設計されていません。冠水した道路へ安易に進入せず、車よりも人命を優先してください。
大雨の前・運転中に確認する
大雨・冠水時に車を運転するときの注意点
線状降水帯が予想されているときの出発判断、避けるべき道路、冠水路に遭遇した場合の行動を解説します。
「何cmまでなら走れるのか」ではなく、冠水している道路へ入らないための判断を確認したい方はこちらをご覧ください。
車用緊急脱出ハンマーおすすめ7選
万が一ドアやパワーウインドウが使えなくなった場合に備え、緊急脱出ハンマーを車内へ用意しておくことが大切です。
JIS・GSマーク、打撃式と押し当て式、シートベルトカッターの有無など、選ぶときのポイントとおすすめ製品を比較しています。
車が冠水して動かなくなったとき
車が冠水して動かなくなったら?
エンジンやモーターが停止した場合に、再始動を繰り返すのは危険です。
シートベルトを外すタイミング、ドアや窓からの避難、車外へ出たあとの移動方法、消防やロードサービスへの連絡順を解説します。
車内から出られないとき
水没した車内から脱出する方法
水位が上がると、水圧によってドアが開きにくくなります。ドアが開かない場合は、パワーウインドウ、破砕可能なドアガラスまたはリアガラスの順に脱出口を確保します。
フロントガラスや一部車種のドアガラスには、脱出用ハンマーで割れない合わせガラスが使用されています。自分の車で割れる窓を事前に確認しておきましょう。
水が引いたあとに行うこと
冠水・水没した車の修理・保険・廃車
冠水した車は、外観に異常がなくてもエンジンや電気装置が損傷している可能性があります。
自分でエンジンをかけず、保険会社、ロードサービス、販売店または整備工場へ連絡してください。
修理と廃車の判断、車両保険の確認項目、被害状況を記録するときのポイントも解説します。
大雨に備える車内チェックリスト
- 緊急脱出ハンマーを運転席から届く場所へ固定している
- 自分の車で破砕できるガラスを確認している
- シートベルトカッターの使い方を確認している
- ハザードマップで冠水しやすい道路を確認している
- 保険会社とロードサービスの連絡先を登録している
- スマートフォン用のモバイルバッテリーを用意している
- 家族で水没時の脱出手順を共有している
まとめ
車の冠水・水没事故では、水が深くなってから対応するのではなく、冠水路へ入らないことと、ドアや窓が使えるうちに行動することが重要です。
大雨が予想される日は不要不急の運転を控え、出発する場合は気象情報、ハザードマップ、道路規制を確認してください。
このページを家族や身近な人とも共有し、緊急脱出ハンマーの設置場所と水没時の行動を平常時に確認しておきましょう。