雨や雪が降ってるときに前後のガラスの視界を確保するためにワイパーが付いています。
メンテナンスとしてあまり目がいかなく、放っておいてしまう人が多いワイパー。
じつは意外と寿命が短く、運転への支障もあるので重要なものなのです。
この記事ではワイパーの交換時期の目安からウォッシャー液の補充までご紹介していきます。
目次
ワイパーの交換時期と点検
ワイパーを構成する部品はゴム、ブレード、アームの3つです。
ふき取のムラや、スジの原因はたいてい一番劣化しやすいワイパーゴムであること多い。
それでは、それぞれの交換時期を見ていきましょう。
ワイパーゴムの交換時期
一般的なワイパーゴムの交換時期の目安は1年に1回です。
しかし使用環境によって交換時期は変わってくるので、降雨量や降雪量が多い地域などは半年に1回交換したほうがいい場合もあります。
ガラスにたいしてゴムが垂直にあたっているのが理想的なので、変形して曲がってないかと切れがないかを、たまに確認してみてください。
前側を交換する際はフロントガラス油膜を一緒にとってあげることをおすすめします。
フロントガラスがギラギラして視界が悪くなったことはないだろうか?
これは車の排気ガスに含まれている油や汚れが原因で、ガラス表面に付着してしまうのです。
ワイパーブレードの交換時期
このワイパーブレードにワイパーゴムが装着されています。
一般的なワイパーブレードの交換時期の目安は2~3年に1回です。
通常カー用品店などでは、ワイパーゴムが付いてセットで販売されています。
ゴム交換をしても、うまく水がふき取れないようなら、ブレード部分が原因かもしれません。
ガタや錆がないか確認してみよう。
ワイパーアームの交換時期
車体のモーターに繋がっており、ワイパーアームの先端にはワイパーブレードがついています。
通常ほとんど交換することはありません。
アームが曲がったりワイパーをガラスに押し付けるためのスプリングが弱っている、塗装がはがれてサビがでていたりしているようなら交換するといいでしょう。
スポンサーリンクワイパーの種類
フロントガラス用のワイパーには主に3種類あります。
トーナメントワイパー
わたし達が最も目にする一般的なワイパーですね。
昔から日本車にも多く使われており、カー用品店やガソリンスタンドにも常時置いてあります。
他の種類のワイパーに比べて密着性(=ふき取り性能)に劣りますが、比較的安価で手に入りやすいのが特徴です。
デザインワイパー(エアロワイパー)
日本の高級車や輸入車に多く使われています。
エアロ形状のおしゃれなデザインのワイパーで、高速走行時のふき取り性能が高いのが特徴です。
フラットワイパー
輸入車を中心に使われていますが、日本車にも採用されるようになってきました。
従来のものはフレーム(トーナメントタイプでいうブレード)とゴムが一体化しているため、ゴムのみの交換ができない。
しかし、メーカーによっては交換ができる仕様のワイパーが発売されています。
フレームがしなやかでガラス曲面に密着して均等に圧がかかるため、ふき取る性能が高いのが特徴です。
また、比較的短い長さのリア専用のワイパーもあります。
ワイパーを長持ちさせるには
劣化する原因
ワイパーゴムは太陽の紫外線や熱、酸化、ガラスに付着した油膜や汚れによって劣化し硬くなって切れたりヒビ割れたりしてしまいます。
また雪の重みで変形したまま寒さで固まってしまうこともあります。
金属でできているブレードやアームもまた、熱や錆により変形やガタがでてきてしまうのだ。
長持ちさせるコツとは
乾いてる状態でワイパーを動かさないことです。
ガラスの表面には埃や砂、花粉などの汚れが付着しているので、乾いた状態でワイパーを動かしてしまうと、それらの汚れでワイパーゴムに傷がついてしまいます。
洗車のついでなどでもいいので、ワイパーゴムを拭いて汚れをおとすことも効果的です。
もし雪が降る時はワイパーをたてておくことで、雪による重みと寒さで変形するのを防ぐことができます。
よく雪が降ったときによく見る、ワイパーを立てている光景はこのためです。
また太陽が直接あたる場所に駐車していると劣化が早くなってしまう。
可能であれば、影のできる場所や車庫や軒下に前から駐車しておくことで、熱や紫外線からのダメージを軽減して寿命をのばすことができます。
スポンサーリンクウォッシャー液の点検と補充
ウィンドウ・ウォッシャー液とは
フロントガラスもしくはリアガラスの汚れをおとすために使用するのがウォッシャー液です。
この液体には汚れをおとしやすくする成分が含まれています。
もし、代わりに水道水を入れてしまうと腐ってしまったり、寒い日は凍ってしまい詰まりの原因になります。
そうならないためにも、ウォッシャー液には防腐効果、不凍効果があるのだ。
濃度が濃いほど凍りづらくなります。
ウォッシャータンクの見つけ方
ウォッシャー液を入れるタンクの蓋はほとんどがボンネットを開けた場所にあります。
開けるボンネットがないときは、ドアやリアハッチを開けたことろだったりと車種により違いますので、取扱い説明書で確認しましょう。
目印はキャップに下記の写真のマークがあるタンクです。
冷却水のタンクと間違えないように気をつけてください。
液の点検と補充
タンクは半透明なので水色の液体の液面を確認することで確認できますが、見えにくい場所にあるときは、量を計るレベルゲージついています。
これを抜いて確認することで、少なくなっているのかを判断することができるのだ。
量が足りなかったり、ウォッシャー液がでないときは液面が上までくるように補充しましょう。
希釈済みの場合はそのまま投入して、濃縮タイプの場合は説明欄にしたがった濃縮率まで水で薄めて補充してください。
スポンサーリンクまとめ
☑ワイパーゴムの交換時期の目安は1年に1回
☑種類によってワイパーごとの特徴がある
☑ガラスが乾いた状態でワイパーを動かすと痛む原因になる
☑ウォッシャー液は汚れをおとしやすくするほか防腐、不凍効果がある
視界が悪いと事故の原因になるので、まだ大丈夫だと思っても早めの交換をするといいでしょう。
冷却水(LLC)の役割と交換時期【色によるクーラントの違いとは何か】最後まで読んでいただきありがとうございます。この後も引き続き当ブログ『またたびCarfe』でゆっくりとお過ごしください。