車のリコール確認方法|対象車・修理済みかをスマホで調べる手順

青い車と車台番号の検索画面を表示したスマートフォンを、整備士ネコのラチェットくんが紹介するイラスト

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「自分の車にリコールが出ていないか知りたい」「中古車なので、前のオーナーが修理したか分からない」。そんなときは、車検証の車台番号を使って調べられます。

手軽なのは、日本自動車整備振興会連合会(日整連)の「車両リコール状況確認」Web版、または自動車メーカー公式サイトの車台番号検索です。スマホのブラウザから利用でき、専用アプリを入れる必要はありません。

以前この記事で紹介していた日整連の「リコール情報検索」アプリは、2026年7月末に提供を終了しました。現在はWeb版を利用しましょう。

この記事では、リコール対象車かどうかと修理の実施状況を調べる方法、利用できる公式アプリ、対象だった場合の対応を解説します。

車のリコールとは?対象部分の修理は無料

自動車のリコールとは、設計・製造上の問題によって、安全性などの基準である「道路運送車両の保安基準」に適合していない、または適合しなくなるおそれがある車に対し、メーカーなどが必要な改善措置を行うことです。

メーカーは国土交通省へ届け出を行い、対象車の点検・部品交換・プログラム修正などを実施します。リコールとして行う対象部分の修理は無料です。ただし、同時に依頼する通常の点検や、リコールと無関係な故障修理まで無料になるわけではありません。

今のところ普通に走れていても、対象なら対応が必要です。不具合が表面化する前に対策することが、事故や故障の予防につながります。

改善対策・サービスキャンペーンとの違い

メーカーの検索結果には、リコール以外の情報も表示されることがあります。

種類主な内容
リコール設計・製造上の問題により、保安基準に適合しない、または適合しなくなるおそれがある車への改善措置
改善対策保安基準に規定されていない部分でも、安全や環境への影響を見過ごせない設計・製造上の問題への改善措置
サービスキャンペーンリコール・改善対策に該当しない、商品性や品質を改善するための措置

「リコールではないから確認不要」とは考えず、対象の案内があれば内容と対応方法を確認しましょう。

リコールの確認方法はどれが簡単?

まずはWeb検索で対象と実施状況を確認し、結果が分からなければメーカーの販売店へ問い合わせる流れがおすすめです。

確認方法向いている人確認時のポイント
日整連「車両リコール状況確認」Web版アプリを入れず、スマホで手軽に調べたい人メーカーを選び、車台番号を入力する
自動車メーカー公式の車台番号検索自分の車の対象情報や修理状況を確認したい人対象の届出ごとに、実施状況まで確認する
国土交通省「車検証閲覧アプリ」電子車検証の情報も確認したい人リコール情報の表示は一部に限られ、反映にも時間差がある
メーカーのディーラー・販売店検索できない、結果を読み取れない人車検証を用意して相談する

最初に用意するのは「車台番号」

車台番号は、車を1台ずつ識別する番号です。車検証の「車台番号」欄を確認してください。ナンバープレートの番号や、車検証の「型式」とは別のものです。

電子車検証でも、車台番号は券面で確認できます。Web検索のためだけにICタグを読み取る必要はありません。

同じ車種・年式でも、製造時期や仕様によって対象が異なることがあります。車名だけで判断せず、自分の車台番号で調べましょう。

アプリ不要|日整連のWeb版でリコールを調べる手順

日整連の「車両リコール状況確認」は、スマホやパソコンのブラウザから利用できます。

車両リコール状況確認を開く(日整連)

  1. 検索ページで自分の車のメーカーを選ぶ。
  2. 車検証の車台番号を、画面の指定に従って半角大文字で入力する。
  3. 「検索する」を押し、表示された案内やメーカー側の結果を確認する。

検索結果では、リコールの有無だけでなく、対象になっている内容と修理の実施状況も確認してください。表示内容や表現はメーカーによって異なります。

よく使う場合は、検索ページをブラウザのお気に入りに登録しておくと便利です。

検索できないときは「対象外」と判断しない

結果が出ない場合は、まずメーカーの選択、英数字、ハイフンの入力を見直しましょう。日整連は、一部の車台番号では検索できない場合があることも案内しています。

メーカーが選べない車や、入力を見直しても検索できない車は、そのメーカーの公式サイトまたは正規販売店へ確認してください。検索エラーと、リコール対象外は別です。

旧「リコール情報検索」アプリは2026年7月末で終了

日整連は、iOS・Android版の提供終了と、Webブラウザ版への移行を案内しています。現在は、旧アプリのインストールやQRコード読み取りを前提にせず、上記のWeb版を利用しましょう。

メーカー公式サイトで対象車・修理済みかを確認する

自分の車のメーカーが分かっていれば、公式サイトの「リコール情報」「リコール等対象車両検索」などから直接調べる方法もあります。

メーカー公式サイトにアクセスし、リコール情報のページから車台番号による検索へ進んでください。メーカー別の検索先は、国土交通省の一覧も参考になります。

車台番号検索ページ一覧(国土交通省)

「対象」と「未修理」は分けて確認する

リコール対象に含まれる車でも、その修理をすでに受けていることがあります。確認したいのは、次の2点です。

  • 自分の車が、どのリコールの対象なのか。
  • そのリコールの改善措置が、実施済みか未実施か。

複数のリコールが表示された場合は、1件が実施済みでも、すべて対応済みとは限りません。届出ごとに確認しましょう。

修理直後など、表示と手元の整備記録が一致しないときは、作業した販売店へ確認してください。表示だけを見て、同じ修理がもう一度必要と決めつける必要はありません。

ステッカーやペイントだけでは判断しない

国土交通省は、国産車メーカー各社のリコール・改善対策の実施確認について、2026年4月1日以降はメーカーの車台番号検索で実施状況を識別できる旨を案内しています。

車体のステッカーや部品のペイントが見当たらなくても、それだけで未修理とは判断できません。Web上の実施状況や販売店の記録で確認しましょう。

代わりに使える公式アプリは?「車検証閲覧アプリ」の注意点

電子車検証を持っている場合は、国土交通省の**「車検証閲覧アプリ」**も利用できます。車検証情報の閲覧に加え、リコール情報を確認する機能があります。

車検証閲覧アプリの公式案内・ダウンロード

車検証閲覧アプリ

車検証閲覧アプリ

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スマホで利用する場合は、対応するNFC機能付き端末と電子車検証を用意し、券面のセキュリティコードを入力してICタグを読み取ります。リコール情報の確認にはインターネット接続が必要です。対応端末・OSは公式ページで確認してください。

ただし、このアプリは、最新のすべてのリコールを即時に確認できるものではありません。

国土交通省の説明では、表示対象は届出のあったリコール情報の一部で、メーカーの届出から一定期間、約1年が経過しても未改修の車両を登録するため、表示まで時間差があります。

そのため、「アプリに表示がない=リコール対象ではない」とは判断できません。今の対象状況を確認する目的では、日整連のWeb版やメーカー公式の車台番号検索を優先しましょう。

リコール対象だったらどうする?販売店へ連絡して予約

未実施のリコールが分かったら、その車のメーカーのディーラー・販売店へ連絡します。

「車台番号で調べたところ、未実施のリコールがあるので修理を予約したい」と伝えれば、相談の目的が明確になります。車検証と、手元にあればリコールの通知を用意しましょう。

予約時には、次の点を確認しておくと予定を立てやすくなります。

  • 必要な作業と部品の準備状況。
  • 作業時間、当日返却か預かりになるか。
  • 修理までの間に運転してよいか、使用上の注意があるか。
  • 代車が必要な場合の手配と費用。

作業時間や代車の扱いは、リコール内容と店舗によって変わります。来店前に確認しておきましょう。

中古車や、購入した店と違うディーラーでも相談できる

中古車でもリコール対象なら改善措置の対象です。購入した中古車店だけに限定せず、そのメーカーの正規販売店へ相談できます。

例えばトヨタも、中古車を含め、最寄りのトヨタ販売店などへ来店日時を相談するよう案内しています。引っ越しなどで購入店が遠い場合も、近くの正規販売店に問い合わせましょう。

通知が届いていなくても確認してよい

通知が届いていないことだけでは、対象外とは判断できません。中古車の購入後や住所変更後など、対応履歴が分からないときは自分で検索し、対象なら通知を待たずに相談しましょう。

リコールを放置すると車検に通らない?

リコール未実施の車が、すべて一律に車検不合格になるわけではありません。一方で、車検を通さない特例措置の対象となる車があります。

国土交通省は、タカタ製エアバッグのリコール対象のうち、異常破裂する危険性が高い未改修車両について、2018年5月から車検を通さない措置を実施しています。

また、車が保安基準に適合しない状態であれば、その状態を改善する必要があります。「以前車検に通ったから、リコールは放置してよい」という意味ではありません。

対象なら次回の車検まで先延ばしにせず、販売店へ連絡してください。国土交通省も、リコールの通知を受けた場合は、速やかに改善措置を受けるよう案内しています。

リコール確認でよくある質問

リコールの対象範囲に車台番号が入っていれば、必ず対象?

届出資料の車台番号の範囲に入っていても、仕様などの違いで対象にならない車が含まれることがあります。個別の判定は、メーカーの車台番号検索や販売店で確認してください。

リコール対象外なら、車に異常があっても大丈夫?

対象外でも、個別の故障や経年劣化が起きることはあります。警告灯や異音などの異常があれば、リコールの有無とは別に点検が必要です。

修理が終わるまで運転してもいい?

リコール内容によって異なります。メーカーが使用停止などを指示している場合は、それに従ってください。対象が判明した時点で、入庫までの運転可否と注意事項を販売店へ確認しましょう。

まとめ|車台番号で調べ、未実施なら早めに予約しよう

リコールの確認は、車検証を用意して、日整連のWeb版またはメーカー公式サイトに車台番号を入力する方法が手軽です。対象かどうかに加え、届出ごとの実施状況まで確認しましょう。

旧「リコール情報検索」アプリは2026年7月末で終了しています。また、現在利用できる「車検証閲覧アプリ」も、リコール情報の表示範囲と反映時期に制限があります。

まずはWebで確認し、未実施のリコールがあれば、その車のメーカーの販売店へ予約する。中古車や通知が届いていない車も、この流れで確認できます。

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